10/30(水)「そこのみにて光輝く」10周年記念上映とトークセッション開催!
2024.9.23
佐藤泰志原作による函館発の名作「そこのみにて光輝く」が映画化されてから10年が経ちました。
本作の映画界におけるインパクトは凄まじく、地方から生まれた1本の映画がその年の映画賞をほぼ独占する形で47の映画賞を受賞。
海外でも、モントリオール世界映画祭で監督賞、英国レインダンス映画祭でコンペ部門最優秀賞となるベストインターナショナル賞を受賞し、その年の米国アカデミー賞外国語映画賞の日本代表にも選出されました。
主演の綾野剛、池脇千鶴、助演ながら堕天使のような存在感が絶賛された菅田将暉。
佐藤泰志の名を決定付けた本作を、10周年の記念として上映し、語り尽くします。
「そこのみにて光輝く」(120分) ※R15+
監督:
呉美保
企画・製作:
菅原和博
脚本:
高田亮
原作:
佐藤泰志
出演:
綾野剛
池脇千鶴
菅田将暉
高橋和也
火野正平
伊佐山ひろ子
田村泰二郎 ほか
「そこのみにて光輝く」10周年記念上映とトークセッション
予約不可、当日券(1,500円均一)のみ
※招待券・回数券は使用できます。
日時:
10/30(水)
16:30「そこのみにて光輝く」上映
18:30トークセッション
トークセッション登壇者
中澤雄大 氏 (佐藤泰志 評伝作家)
ノンフィクション作家。
全国紙記者として政治や外交・安保、歴史問題、論壇、書評などを担当。
2022年に『狂伝 佐藤泰志 無垢と修羅』発表。
菅原和博 (函館市民映画館シネマアイリス 代表)
1996年に「函館市民映画館シネマアイリス」開館。
2010年に函館出身の作家、佐藤泰志原作の『海炭市叙景』を製作・公開。映画化をきっかけに佐藤作品が次々と復刊されるなど、同氏の再評価にも繋がった。
その後も、佐藤作品を原作としてオール函館ロケにこだわり、『海炭市叙景』を含めて5作品を映画化。市民に支えられた映画づくりを続けている。
「狂伝 佐藤泰志 無垢と修羅」
函館出身の作家・佐藤泰志の一族の歴史をはじめ、佐藤が遺した函館西高校時代から晩年までの膨大な手紙類を10年以上の歳月を費やして読み解き、関係者に丹念に聞き取り調査した、608ページに及ぶ渾身の一作。
『きみの鳥はうたえる』『海炭市叙景』『草の響き』……
芥川賞候補5回、41歳で自死した作家の全作品と膨大な手紙を読解、「1968年」からバブル期の文学状況と世相、作家の抱えた修羅に圧巻の取材で肉薄した、渾身の書き下ろし1500枚
中澤 雄大【著】
中央公論新社 刊 作品公式HP
※シネマアイリス ロビーにて販売中
中澤雄大 氏
菅原和博
貴重なお話しを聞く事ができる、又とない機会です。
来館可能な方はぜひ、足をお運びください!