9/22(日)、23(月)「新渡戸の夢~学ぶことは生きる証~」舞台挨拶開催!
2024.9.13
一部改訂 9.16
新渡戸稲造が32歳の札幌農学校教授時代に、貧しくて学校に通えない人々のために妻メリーと始めた「遠友夜学校」。
新渡戸の想いは、現在どう継承されているのか?
その答えを探るドキュメンタリー
「新渡戸の夢~学ぶことは生きる証~」は9/20(金)からの上映に決定!
9/22(日)、23(月)は上映後に、プロデューサー、出演者、関係者に登壇いただく舞台挨拶があります!
通常料金で、作品・舞台挨拶ともご覧いただけます。
9/22(日)
16:45~
上映後に舞台挨拶(15分)
・・・登壇・・・
工藤慶一(札幌遠友塾自主夜間中学 元代表)
野村俊之(不登校と発達障害を考える保護者会、函館アカシヤ 前代表)
MC : 並木秀夫(ゼネラルプロデューサー)
9/23(月・祝日)
10:30~
上映後に舞台挨拶(15分)
・・・登壇・・・
工藤慶一(札幌遠友塾自主夜間中学 元代表)
菅原智明(函館遠友塾自主夜間中学 代表)
MC : 並木秀夫(ゼネラルプロデューサー)
遠友夜学校創立130年記念ドキュメンタリー
「新渡戸の夢~学ぶことは生きる証~」(91分)
監督:
野澤和之
出演:
工藤慶一 他
新渡戸稲造(にとべいなぞう)と「遠友夜学校」
1862年(文久2年)~1933年(昭和8年)、享年72。
現在の岩手県盛岡市、南部藩士・新渡戸十次郎の三男として生まれる。
米国で出版されたBUSHIDO The Soul of Japan』(邦題:『武士道』)の著者として知られる新渡戸は、大学教授や学長を務め、教育者としての業績を残している。
新渡戸が32歳の札幌農学校教授時代に、貧しくて学校に通えない人々のために妻メリーと始めたのが「遠友夜学校」である(1894年/明治27年)。
生涯で唯一、新渡戸が創設した学校で、授業料無料・男女共学で年齢制限なしという当時としては画期的な学校であった。
1944年(昭和19年)の閉校まで50年間で約1,170人が卒業し、富や名誉より人格形成を重んじた教育であった。
受け継がれる遠友の精神
「遠友夜学校」に込めた新渡戸稲造の想いは、現在どう継承されているのだろうか?その答えを探るドキュメンタリーの旅が始まる。
「遠友夜学校」の卒業生は誰も生存していない現在、その痕跡を求めて卒業生の子供たちに出会い、父母から聞かされていた「遠友夜学校」の生活を彼らが語り始める。
北海道大学にはボランティアサークルとして市民講座「平成遠友夜学校」が開設され札幌市民に門戸を開いている。
また1990年に「札幌遠友塾自主夜間中学」が創設され、遠友夜学校の精神を今に受け継いでいる。
教育を受けることができなかった人たちが、学ぶことで自己を取り戻し、夢や希望を叶えている姿が美しい。
学ぶことが生きる証と喜びになっている。
東京では、子供たちに新渡戸の精神を伝える「こども武士道」の教室が開かれ、130年前に創られた小さな夜学校の教育が現代に蘇っているかのようだ。
今をどう生きればいいのか?映画には、そのヒントが散りばめられている。