シネマアイリス10周年を迎えて

シネマアイリスが皆様のおかげで無事10周年迎えることが出来ました。
この10年間を支えてくれたお客様、ボランティアの方々にはただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
「映画の街、函館」にふさわしくこれからもさまざまな作品をご紹介したいと思っております。
今後ともシネマアイリスをよろしくお願いいたします。

シネマアイリス代表 菅原和博
シネマアイリス10周年特別企画
「高峰秀子と成瀬巳喜男。そして昭和」
成瀬巳喜男監督生誕100周年記念

―「昭和」という時代を生きた日本人に捧ぐ―

函館が生んだ昭和の大女優、高峰秀子と昨年生誕100周年を迎えた名匠成瀬巳喜男監督の特集上映を開催。
今を生きるすべての日本人に、もう一度「昭和」を思い起してもらいたい。

※都合により上映作品及び上映期間が変更になる場合がございます。

 浮 雲  5月13日(土)〜5月16日(火)

原作/林芙美子
脚本/水木洋子
出演/高峰秀子、森雅之、中北千枝子(昭和30年製作)
 戦中戦後の混乱期の中でただ愛欲の赴くままに流され落ちていく男女を見つめた、林芙美子原作の映画化。『俺にできないシャシンは溝口の「祇園姉妹」と成瀬の「浮雲」だ』小津安二郎監督の言葉が伝えるように、本作はまさに成瀬映画の集大成であり、メロドラマの枠を超えていまなお壮絶な光彩を放つ不屈の傑作。全映画ファン必見!(上映時間124分)

 流れる  5月17日(水)〜5月19日(金)

原作/幸田文
脚本/田中澄江、井手俊郎
出演/田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、杉村春子、岡田茉莉子(昭和31年製作)
 柳橋界隈の花町を舞台に、芸者置屋で働く女中の目を通してそこに集う女たちの悲喜劇を淡々と書いた女性映画の名作。女優陣の競演は、まさに日本女優史観る思いである。(上映時間117分)

 放浪記  5月20日(土)〜5月23日(火)

原作/林芙美子
脚色/菊田一夫
出演/高峰秀子、田中絹代、宝田明(昭和37年製作)
 林芙美子の自伝小説の映画化。行商人の娘として生まれたヒロイン・ふみこが、貧困にあえぐなかでカフェの女給ながら詩作にはげみ、やがて文壇で脚光を浴びるまでを描く。「浮雲」と共に高峰が最も愛着を持っていた作品。(上映時間124分)

 女が階段を上がる時  5月24日(水)〜5月29日(月)

原作/菊島隆三
出演/高峰秀子、森雅之、団令子(昭和35年製作) 
 タイトルは、夫を失い、銀座の高級バーで働くヒロインの店がビルの2階にあることにちなむ。“女性映画”の傑作として封切り当時は大ヒットを記録。雇われマダムを演じる高峰秀子のナレーションが、華やかな夜の銀座に蠢く人々の虚実を綴る。(上映時間111分)

高峰秀子

1924年函館出身。5歳の時、松竹釜田作品「母」でデビュー。天才子役“デコちゃん”として人気を集め、以後「馬」「二十四の瞳」「カルメン故郷に帰る」など300本以上の名作に出演。“子役は大成しない”というジンクスを破った。現在は女優を引退し、文筆家として活躍する。昭和のただ中を半世紀にわたって駆け抜けた偉大な映画女優。

成瀬巳喜男

1906年東京生まれ。昭和5年に監督デビュー。戦後、昭和26年の「めし」が大ヒット。成瀬映画の代表作となった。昭和30年日本映画史に残る名作「浮雲」で絶頂をきわめる。その後“女性映画”の名匠として名声を確立する。昭和44年、63歳で逝去した。黒澤明、小津安二郎、溝口健二と共に、日本が世界に誇る映画作家。

※フィルム提供:東宝株式会社
共催:コミュニティシネマ支援センター、(財)国際文化交流推進協会(エース・ジャパン)、東京国立近代美術館フィルムセンター

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